大リーグでドジャースが優勝して大谷フィーバーに沸いていますね。野球に詳しい方もあまり関心がない方も一緒に盛り上がっているのはとても興味深いです。しかし、それとは別に個人的には愛犬デコピンにめちゃくちゃ癒されています。
今回は、「今さら聞けない脱炭素」として用語集をつくりました。ご存じの方も多いと思いますが、復習のため、整理するために最後までお付き合いください。
脱炭素の関連ワード用語集
そもそも脱炭素を語る上でカーボンニュートラルや脱炭素ドミノ、SBTなど様々なワードが飛び交っています。わかっているようで間違った使い方をしている時はありませんか?私は話しながら「あれ?合っている?」と心の中で焦っていることがあります(汗)
なので改めてよく聞く・使うワードをまとめてみます。
- 脱炭素
地球温暖化の原因となっている温室効果ガスの排出を削減してゼロにする取り組み - ESG投資
投資先企業のESG(環境・社会・ガバナンス)に関する取り組みを評価(重視)して投資先を選定する投資手法 - SBT
パリ協定が求める水準と整合した各企業が設定する温室効果ガス排出削減の科学に基づく目標 - 温室効果ガス
CO2やメタン、フロンなど地球温暖化を引き起こすガス - カーボンニュートラル
脱炭素で温室効果ガス排出量を抑える前提で、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡(実質ゼロ)させること - カーボンオフセット
自分たちの活動で排出された温室効果ガスを別の場所で相殺する仕組み
排出量の削減だけでなく排出分の相殺で、全体として温室効果ガス排出のゼロを目指す取り組み - カーボンプライシング
企業などが排出する二酸化炭素(CO2)に価格をつける仕組みで脱炭素への取り組みを促すこと - 再生可能エネルギー
太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどCO2を排出しないエネルギー源のこと - GHGプロトコル
企業が任意に温室効果ガス排出量の測定・管理・報告をする際の国際的な基準
企業のGHG排出量を3つのScope(スコープ)に分類 - GX(Green Transformation)
従来の化石エネルギー中心の経済・社会、産業構造ををクリーンエネルギー中心へ転換する取り組み
※何でGTではなくGX?
英語圏で「Trans」を「X」と表記する習慣があるため - Scope1※
自社が直接排出するGHG(事業者自らによる温室効果ガス排出量) - Scope2※
自社が間接排出するGHG(社外から供給された電気や熱などの使用に伴う温室効果ガス排出量) - Scope3※
原材料仕入れや販売後に排出されるGHG(原材料生産や輸送、製品使用・廃棄などによる温室効果ガス排出量) - ゼロエミッション
廃棄物の再利用などを通して、廃棄物を限りなくゼロにしようとする取り組み
また、温室効果ガス排出量ゼロの意味でも使われています - 脱炭素ドミノ
企業や地域が脱炭素への取り組みを始めると、その影響がサプライチェーンなどに連鎖的に波及していくこと - パリ協定
パリ協定は2015年に採択された気候変動問題に関する国際的な枠組みのこと
世界共通の「地球温暖化を産業革命以前よりも2度目標(努力目標1.5度以内)」が掲げられています。
※出典:資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/scope123.html
今後、適宜追加していきます!
最後に脱炭素のトピックスを一つ紹介します。
脱炭素化いよいよ加速!?
GHG削減未達企業に課徴金を検討しているとニュースにありました。
政府は2026年度に本格導入する温暖化ガスの排出量取引制度で、排出削減を達成できなかった企業が他の企業から排出枠を購入しなかった場合に課徴金を課す調整に入りました。温暖化対策に積極的ではない企業に事実上の罰則を設け、取引制度の実効性を高めるためです。25年の通常国会で提出を目指すGX推進法の改正案に盛り込む方針です。
↑はカーボンニュートラルを表したイラストです。
イラスト左側はCO2が排出されている焼却施設をイメージしています。しかしALINはCO2排出を抑えます。
ALIN処理はCO2削減に大きく効果があります。
脱炭素を行うためにどうアプローチするのか。どの選択肢をとるのか。それは皆さんの決断です。最良と思うやり方で生活の未来を私たち自身で創っていきたいですね。