ゴミは地球環境問題を解決する無限の可能性をもっています。
しかしながら、現在そのゴミの多くが燃やされ埋め立てられています。
ALINはゴミを「燃やさない」「捨てない」方法でゴミから新たなエネルギーと資源を生み出します。
一般廃棄物は主に一般家庭から排出される廃棄物のことで、年間排出量(令和4年度)は4,034万tです。これは東京ドーム108杯分といわれており、前年よりも減少しています。しかしながら、ここ数年はその減少も以前より底打ちの傾向となっています。
また、海洋プラスチック問題となっているゴミは、陸で排出されたプラスチック類が、風で飛ばされ河川から海へ流れ着いたものです。環境省によると漂着ゴミのうち65%がプラスチックごみで、過半を占めています。
一般廃棄物の年間排出量のうち80%の3,114万tが直接焼却によって処分されています。処分方法は焼却・粉砕・選別ですが、数字で分かる通り再生利用される廃棄物の量はごくわずかとなっています。また、一般廃棄物の最終処分場の残余年数は約23.4年といわれており、再生利用を進め、埋め立て処分量を減らすことが求められています。
感染性廃棄物の年間排出量(令和3年度)は48.4万tです。処分方法は焼却・溶融・滅菌などですが、そのほとんどが焼却によって処分されています。感染性廃棄物は扱いが難しく、容器を開封せず処分しないといけないものも含まれるためまとめて焼却する方法がとられることが多くなっています。
産業廃棄物の年間排出量(令和3年度)は37,057万tです。産業廃棄物とは事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、廃棄物処理法で定義された20種類の廃棄物のことです。
主に粉砕・圧縮・溶解などによって処分されます。
産業廃棄物の年間排出量のうち53.1%の19,695万tが再生されています。この割合は年々増加傾向にありますが、そのほかの割合は脱水や焼却による廃棄物の減量化が大部分を占めています。産業廃棄物は特に燃やされることによって排出されるCO2やダイオキシンなどの有害物質が地球環境に大きな影響を与えるとして問題になっています。
企業から積極的に自然保全・回復する活動を行うことでTNFDの基準を満たすだけではなく、これまで見えなかった社会と環境とのつながりが明確になり、新たな価値の発見につながります。
TNFDとは「Taskforce on Nature-related Financial Disclosures」の略で、日本語に訳すと「自然関連財務情報開示タスクフォース」です。このタスクフォースでは、企業・団体が自身の経済活動による自然環境や生物多様性への影響を評価し、情報開示する枠組みの構築を目指しています。