焼却炉に頼らないという選択
~燃やさない社会の始まりに~
ALIN(亜臨界水処理装置)は、“燃やさない”という社会の意思をかたちにする装置です。
今月も焼却炉との比較を交えて進めていきます。
焼却が主流である現実と、その背景
日本の廃棄物処理は、長らく「焼却」が中心でした。 特に感染性廃棄物や有機系のごみは、衛生面・安全面・法規制の観点から、焼却が“最も確実な手段”とされてきました。
その背景には、以下のような事情があります。
・感染症リスクを即時に断つ必要性
・焼却による体積減容と無害化の即効性
・廃棄物処理法に基づく規制の明確さ
・焼却インフラの整備と運用実績の蓄積
しかし、焼却にも限界や課題があります。 特に、焼却炉の種類や性能によっては、処理が難しい廃棄物も少なくありません。
焼却炉とALINの比較
以下の表は、800~900℃の一般的な焼却炉とALINの処理適性を比較したものです。
| 廃棄物種類 | 800~900℃焼却炉 | ALIN |
|---|---|---|
| 高含水物(生ゴミ、汚泥) | ✕ 燃えにくい、補助燃料増 | ◎ 得意分野 |
| 複合素材(紙+プラ+金属) | △ 焼却灰に金属残留 | ◎ 一括処理OK |
| PVC(塩ビ) | ✕ HCl多量発生 →嫌われる | ○ 特に問題なし |
| 感染性廃棄物 | ◎(処理可能だが高温管理が必要) | ◎ 完全滅菌 |
| リチウム電池等 | ✕ 爆発リスク | ✕(除去が必要) |
| 排ガス量 | △ 多い → 大型処理設備必須 | ◎ 環境負荷低い |
本当に、すべてを燃やすしかないのか?
たとえば、廃棄物処理法に基づく基準を満たしていれば、 焼却は“適正な処理”とされます。 焼却炉の性能が十分であれば、感染性廃棄物も、塩素系プラスチックも、法的には燃やすことができます。
さりとて、それでもなお、私たちは「燃やさない」という選択をしたい。
ALINは、美しい地球を未来の子どもたちへ残すための手段です。 燃やさずに、安全に、地域の中で完結する処理のかたちを届けるために、生まれました。
ALINが届ける、もうひとつの処理ルート
感染性廃棄物や高水分ごみなど、 これまで“燃やすしかない”とされてきた廃棄物。
ALINは、 これらを水の力を活かした“加水分解”という方法で、燃やさずに処理します。
ALINの処理は、廃棄物を“ただのごみ”で終わらせません。 燃やさずに、安全に、そして次の使い道を考えられる状態へと変えていきます。
たとえば、処理後の残渣を石炭代替燃料に活用したり、 地域内でのエネルギー利用や土壌改良材としての可能性を探ることもできます。
地域に根ざす、持続可能なインフラとして
ALINは、都市部の巨大インフラではありません。 地域の医療圏や自治体単位で導入できる、分散型の社会インフラです。
・感染症対策と環境負荷低減を両立
・廃棄物の輸送距離を短縮し、地域内処理を実現
ALINは地域の現実に寄り添いながら、“燃やさない”という選択肢を現実のものにしていきます。
“燃やさない『脱焼却炉』社会”の輪郭を描く
ALINは、焼却炉の代わりではありません。 焼却に頼らない社会の選択肢を支える技術です。
「燃やさない」という選択が特別なことではなく、 地域の当たり前になる未来を築きませんか。
『ゴミを資源に』『ゴミはエネルギー』
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