ALIN東海 (アリン東海) | 亜臨界水処理
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教えてGX

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都心では季節外れの雪が降ったり、かと思えば春満開の気温になったりと三寒四温を超えた気候に皆さん悩まされていませんか?


GXの世界情勢は不透明感が強いですが、ストップすることはないと考えます。
そこで今月はGX関連で耳にする言葉の解説をしていきたいと思います。

GX用語解説

  • GX(グリーントランスフォーメーション)
    気候変動対策のために、脱炭素技術や再生可能エネルギーを活用し、産業や社会の構造を環境負荷の少ない形へ転換する取り組み。
  • GX推進法とGX脱炭素電源法
    これらは2023年5月に成立した法律で、GX推進法は脱炭素成長型経済構造への移行を促進し、GX脱炭素電源法は再生可能エネルギーの導入拡大や原子力の活用を規定しています。 
  • GXリーグ
    GXリーグは、GXに積極的に取り組む企業群が、経済社会システムの変革や新たな市場創造のために議論と実践を行う場として設立されました。 
  • ESG(環境・社会・ガバナンス)
    企業が長期的な成長のために考慮すべき3つの要素。GX推進には特に「E(環境)」の側面が重視される。
  • カーボンプライシング
    CO₂排出量に価格を付けることで、企業の脱炭素化を促進する仕組みです。GX推進戦略の中で、成長志向型カーボンプライシングの導入が検討されています。
  • 再生可能エネルギー
    自然由来で持続的に利用できるエネルギーの総称。主なものには太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどがある。
  • 再生可能エネルギーの主力電源化
    2030年度までに再生可能エネルギーの比率を36~38%に引き上げる目標が掲げられ、洋上風力や次世代太陽電池の導入拡大が推進されています。 
  • 原子力の活用
    安全性を前提に、次世代革新炉への建て替えや運転期間の延長が検討されています。 
  • 水素・アンモニアの活用
    水素やアンモニアを新たなエネルギー源として活用する取り組みが進められています。 
  • グリーンイノベーション基金
    革新的な脱炭素技術の開発と社会実装を加速させるための資金支援策です。 
  • クリーンエネルギー自動車導入促進補助金
    電気自動車などの導入費用を支援し、産業競争力強化とCO₂排出削減を図るための補助金制度です。
  • カーボンピークアウト
    特定の地域や国が、年間の二酸化炭素排出量の最大値(ピーク)に達し、その後、持続的に排出量を減少させることを指します。 
  • クローズドループリサイクル
    製品の使用後、その廃棄物を回収し、同じ製品の製造に再利用するリサイクル方式です。これにより、資源の循環利用が促進され、廃棄物の削減が期待されます。 
  • サプライチェーン
    原材料の調達から製品の製造、流通、販売、そして消費者への提供に至る一連のプロセスやネットワークを指します。GXの文脈では、サプライチェーン全体での環境負荷の低減が求められています。
  • 二国間クレジット制度
    二国間で合意された温室効果ガス削減プロジェクトを通じて、削減した排出量をクレジット(排出権)として取引する制度です。これにより、国際的な排出削減の促進が図られます。 
  • 二国間クレジット制度(JCM)
    日本と他国が共同で排出削減プロジェクトを実施し、その削減分を国際的な排出量取引に活用する制度。
  • バリューチェーン
    製品やサービスが付加価値を生み出す全ての活動やプロセスの連鎖を指します。GX推進においては、バリューチェーン全体での環境負荷の低減や持続可能性の向上が重要視されています。 
  • エッジコンピューティング
    データを収集するデバイスやセンサーの近くでデータ処理を行う技術です。これにより、通信遅延が減少し、リアルタイムでの意思決定が可能となります。特にIoT環境において、膨大なデータを迅速に処理するために重要な役割を果たしています。 
  • カーボンニュートラル
    二酸化炭素(CO₂)の排出量と吸収量を均衡させ、実質ゼロにすること。日本は2050年までのカーボンニュートラル達成を目標としている。
  • カーボンプライシング
    CO₂排出に価格をつけることで、企業や個人の排出削減を促す制度。炭素税や排出権取引(ETS)が代表例。
  • 水素エネルギー
    燃焼時にCO₂を排出しない次世代エネルギー。GX推進の一環として、グリーン水素(再エネ由来の水素)の活用が進められている。
  • トランジションファイナンス
    脱炭素化への移行を支援するための資金調達手法。企業がGXを進めるために必要な投資を支える。

 

まとめ

一部今さら聞けない脱炭素再生可能エネルギーと重複するところはありますが、概要として押さえておきたいことを列記しました。
充分ご存じの方も多いとは思いますが、このブログを読まれて初心に戻り、更に前のめりに進めていただけると嬉しいです。
そして毎度毎度ではありますが、ALINは環境問題の解決に貢献できます!
ではまた来月お会いしましょう!

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