皆さんスポーツ観戦は好きですか?私はPlayより観る専門です。
今回は阪神タイガースの優勝を機に、 観戦におけるCO₂排出を考えてみます。と言うと阪神ファンですか?と思われるかもですね。しかし、今は贔屓にしている球団はありません。以前は近鉄ファンでした…懐かしいですね。
2025年9月7日。 阪神タイガースが18年ぶりに優勝し、甲子園は歓喜に包まれました。甲子園は平均入場者数が41,882人/試合、年間では約260万人が訪れます(2023年実績)。 巨大な“応援空間”と言えますね。されど、その熱狂の裏には実は環境負荷があります。
「応援」と「環境保全」は両立できるのか。
ここからはCO2排出量とALIN(亜臨界水処理装置)の可能性を深掘りしていきます!※以降、排出=CO2排出
観戦に伴う排出量の全体像
観戦に伴う排出量(推定)
移動手段 | 約0.2〜0.7kg・co2/人 | 自家用車(約1.4〜2.0)、公共交通(約0.05〜0.1)の混在平均 |
飲食 | 約0.5〜0.6kg・co2/人 | 容器紙化・食品残渣の資源化により低減 |
廃棄物 | 約0.3〜0.4kg・co2/人 | プラ容器包装の再生繊維化などにより資源化率向上 |
施設設備 | 約0.2〜0.3kg・co2/人 | LED照明・再エネ導入済み。甲子園は実質再エネ100%取組 |
甲子園観戦には、排出源が複数あります。 移動、飲食、廃棄物、施設稼働などです。その結果、1人あたり約1.2〜2.0kgの排出が見込まれます。
移動手段は観戦行動全体の排出量を把握するための要素です。さりとて、ALINが貢献できるのは別領域。 飲食と廃棄物に関わる排出が対象です。 ここに焦点を当てることで、 資源循環の可能性が見えてきます。
甲子園球場での1試合あたりの排出量は、飲食・廃棄物領域だけで推定約33〜42トン。年間62試合が開催として、約2,080〜2,600トンが排出されます。しかし、数字だけでは実感が湧かないですよね。そこで、杉の木で換算してみると15万〜18万本が1年間かけて吸収する量に相当するんです。つまり、甲子園の歓喜の裏には、 森林規模の排出が潜んでいるのです。
次に、ALINがどう関わることができるのかを明らかにしていきます。
【参考:KOSHIEN eco Challenge(https://koshien.hanshin.co.jp/eco/)】
ALINの守備範囲
甲子園で販売される飲食物の排出は、 実は“食べる前”にすでに始まっています。食材の生産、容器製造、物流などが要因です。 また、消費後の廃棄物も排出を引き起こします。 ALINは残渣・紙容器・プラ包装などを対象に、 焼却を回避し、資源として循環させます。
その結果、分別負担を軽減し、 環境負荷の低減に貢献します。 ALINは柔軟な処理技術を持っていますので、有機系廃棄物も分別不要で資源化できます。
“食べる前”“捨てた後”の両方に介入し、 排出の発生そのものを未然に防ぎます。甲子園観戦の環境負荷を根本から変える力。 それが、ALINの本質です。
まとめ
『ゴミを資源に』『ゴミはエネルギー』
資源循環がALINのビジョンです。なので、処理残渣はメタンガス発酵→バイオガス発電で甲子園を再エネ活用!と言いたいところです。しかし、既に甲子園は実質再エネ100%を達成しています。ですから、ここではALIN由来のバイオガス電力は地域への供給や売電を提案します。
応援することと、環境を守ること。 どちらも未来に残したいです。
甲子園の歓喜は、ただの熱狂ではありません。 その背景には、移動・飲食・廃棄物といった排出源があります。 しかし、それを「資源」に変える技術があります。そうです、それがALINです。
食べ残しや容器包装を分解し、バイオガスとして再生可能エネルギーに変えます。 その電力は球場を超えて、街の照明や公共施設、地域の暮らしを支える力になるかもしれません。
「歓喜を資源に」
この言葉が、夢のままで終わらず、地域の中で少しずつ形になっていくように。
そんな未来を、一緒に応援しませんか?