ALIN施設は亜臨界水処理からメタンガス発酵、バイオガス発電までを1カ所でまとめて行います。
よりコンパクトでエネルギー効率の良いALIN施設は新しい廃棄物処理の形として、
様々な場面での活用の可能性があります。
ALIN施設での廃棄物処理の流れは非常にシンプルです。
同じ場所で廃棄物処理から発電までまとめて行います。
1日30tの生活ゴミから年間650万kwの電力を発電
処理後、無害な物質になります
高速加水分解により有機物を分解します
収集されたゴミはALIN施設へ運搬されます。
プラスチックを含む有機系ゴミを分別することなくまとめて亜臨界水処理装置に入れられます。
臨界点以下の高温高圧の水が持つ強い加水分解力を活かしてゴミを分解します。
分解された廃棄物は無害無臭の状態となって、燃料貯蔵プールに投入されます。
燃料貯蔵プールに投入された廃棄物は発酵槽へと運ばれ、メタン発酵させます。
メタン発酵により発生したメタンガスによってバイオガス発電をします。
メタン発酵後の廃棄物は消化液となり消化液プールに投入されます。
消化液は固液分離装置と加圧浮上装置、脱水機によって再利用可能な水と有機農業用の残渣へと分けられます。
最終残渣は肥料として農業での活用が期待されます。